ガレージ造り

キッチンは女の城と呼ばれ、良くご夫婦でショールームに行く場合は、必ず奥様はキッチンを念入りにチェックをし、希望も多く出る所です。

 しかし、男にもそういう場所が欲しいもの。良く子供の頃は、廃屋を秘密基地にしたり、木の上のツリーハウスを夢見たものです。隠れ家的空間は年齢を問わず、いつの時も憧れるものでしょう。特にガレージは男の城とも言われ、ガレージを見る事によって、その人の個性・趣味などがはっきりする場所と言っても過言ではないでしょう。

ガレージと言っても、さまざまでシーズンオフの荷物を置くだけのスペースだったりと日陰的な存在の空間にもなってしまいます。これでは、せっかくのガレージが倉庫になってしまいます。

やはり、ガレージとは、感動でき落ち着く場所でなければならないでしょう。
特に車やバイクが好きな人にとっては、我が子の部屋と同じくらいに大切な場所でもあるでしょう。

このガレージは昔から家相で、厩(うまや)の位置の吉凶を論じました。
自動車のパワーのことを馬力とあらわすように、現代のガレージは、昔の厩(うまや)でもありますからね。ある古書にはこんな一説があります。巽(東南)の方位に、厩あるは、馬の勢い甚だ強き相とす。 艮(北東)の方位に厩あるは、良馬も病馬又悪馬と成り人を害せり。などという言葉があります。

しかし、現代では、東南にガレージがあっても自動車のパワーはアップしませんし、鬼門に車庫があっても悪車になって人間に悪い影響を与えたりはしませんからね。上記のような考えは、自動車にとっては迷信として考えてよいでしょう。しかし、ガレージは作り方によって理にかなう観点からも住まいや人間や自動車にさまざまな影響を与えます。

では、どのようなガレージが理想的なガレージなのでしょうか?

まずガレージを作る方位や作り方によって吉凶の影響を大きく分けると、防犯性、室内温度への影響、建物の強度、車の耐久性、空気汚染、住まいの全体設計などに数多くの吉凶の影響がでるとお考え下さい。ですから、昔の迷信的な家相の考えとは違っても、現代でも場所や作り方による特性はいろいろとお考えいただきたいのです。

では今回は、まず防犯性から考えてまいりたいと思います。

最近では、セキュリティー設備や防犯カメラが一般家庭に広がっていますが、実はこれらの設備は、家族の安全のためでもあります。

もうひとつの理由は、自動車の盗難予防のためでもあるのです。多くの方は、家の庭先に、大金を置いたままにしていることに気が付いていないのです。

現在自動車の盗難事件は報道でも知られるように、非常に増えています。以前、自宅の駐車場から、高級車を盗まれ、それをとめようとした奥さんが犯人にひき逃げされて死亡したケースもありました。

自動車を盗むという行為は、プロにとっては建物内に侵入もせず、高額なお金を簡単に手に入れる手段でもあるのです。通帳やクレジットカードは足がつきやすいですが、自動車の場合、海外に輸出をしたり、部品取りとしても、高額なお金が犯罪者の手に入るからです。

ですから、ガレージもできる限り門扉を取り付けることをおすすめしています。オープン型の外構では、路上に駐車してあることと、なんら変わらないことになるからです。盗難だけではなく、大切な愛車に傷をつけられたり、パンクをさせられたり、放火をされるケースも当然起きやすくなりますからね。

ここ最近も、凶悪な犯罪が全国あちらこちらで起きていますが、皆さんもお気づきのように、ほとんど防犯カメラのおかげで、犯人が検挙されています。性能がよくなっているので、防犯カメラの威力はたいへん大きいのです。。実はガレージこそ防犯カメラを取り付ける事が吉なのです。

ここで防犯カメラの装着のポイントをお教えしましょう。実は防犯カメラは、別の角度から別のカメラで、カメラを写しこむようにするのがポイントなのです。犯罪者は、基本的に、防犯カメラがあれば行動を起こしにくくなります。

ですから、プロの犯罪者は、防犯カメラのケーブル線を事前に切断して侵入をはかろうとします。

ですから、複数台のカメラでお互いのカメラが写るように設置していくこと。また断線を感知したら警報が鳴るようにすることが、防犯カメラの設置するポイントになります。

今ままでお話をした事は、自動車そのものの防犯ですが、もうひとつ、ガレージで建物の防犯に対して吉凶がでるのです。それはガレージのシャッター形状です。スケルトンタイプのパイプ型シャッターにするか、閉鎖型の通常シャッターにするかを、迷う方も多いでしょう。

実は、泥棒は、自動車の有無で侵入を判断しているケースが多いのです。まあ、泥棒にしてみれば、自動車占いのようなものですね。自動車があれば、在宅中。自動車がなければ、留守中の可能性が高いと判断しているのです。

ですから、常にご夫婦二人で会社勤めをして、尚且つ2台とも自動車を使用して通勤をする方の場合は、閉鎖型のシャッター門扉で中が簡単に見えないようにすることが吉となります。いるかいないかが、外から見ただけではわかりませんからね。

逆に、常に車を自宅において、出勤される場合、車が見えるほうが吉となるでしょう。在宅していると、泥棒は判断しますからね。

このように、作り方によってガレージの防犯性、住まいの防犯性も、大きく変わります。ガレージは防犯を考慮して設計をすることが、現代家相学上は吉であると考えてくださいね。

また、車だけでなく、メンテナンスを日頃からされている方は特に、高価な工具類をガレージに置かれているかと思いますが、やはりそれらを考えると普段からセキュリティを意識しなくては、大切な車、家族を守れない悲しい時代になってしまったのかもしれません。住まい同様、今一度ガレージを見直してみてはいかがでしょうか?

************************************************
 「木香の家」 板倉構法(落し込み板壁工法)
 一級建築士事務所 建彩工房
 http://www.kensai-kobo.com/
「えっ、断熱材を入れなくてもこんなに暖かいの !?」
これはお客様からよく言われる言葉です。
木香の家は石油化学製品を使わない健康住宅です。
詳しくはホームページで!
************************************************
(@_@)



このブログの人気の投稿

グランシップの視察

高草山

タイヤ交換